恋愛関係でも、仕事でも、選択肢が少ないと、「それしかない」と思うようになり、不安になりやすくなる。

その結果、不安が執着になり、さらに生きづらくなってしまう。

この現象は恋愛において特に多い。よく振られたくないからという理由で、愛してくれない彼氏、彼女に尽くしてしまうのはこのせいだ。他の男や女なんて星の数ほどいるのに、勝手にこの人しかいないと思い込んでいるせいで、新しい人と出会う機会さえも自ら失っている。こんな悲しいことってあるだろうか。

この現象との向き合い方は、選択肢を増やすことだ。先ほどの恋愛を例にする。一人の人しか見えていないから、苦しくなる。もっと視野を広げて、大切にしてくれる人にアプローチする。もしくは、複数の仲の良い異性を作る。(複数と付き合うのは倫理的にアウトなので、仲の良い異性を作ればオッケー)そうすることで、相手が自分を大切にしてくれないなら、他の良い人のところへ行けばいいやという相手に対しての無執着に繋がる。

そうなれば、だいぶ生きるのが楽になるし、執着がなければないほど、相手にとっては「追いたくなる相手」となり、魅力度が増す。良いことばかりだ。

これは仕事でも、家族関係でも同じだ。何かに執着して良いことなんて一つもない。家族関係で、妻や子供が相手をしてくれないなら、自分の好きな趣味を極めたり、仕事に集中して評価を上げる。そうすることで、複数の”依存先”を見つけることができ、心の安定に繋がる。

仕事でいえば、自分の市場価値を高めることが、複数の選択肢を持つことに繋がる。今は副業が当たり前の時代になっている。本業の他に、副業である程度稼ぎがあれば、嫌な仕事をいつでもやめることができるという安心感に繋がる。

自分の市場価値を高める=資格取得

と考える人がいるが、そうではない。何より実績、結果を重視することが大切だ。資格もある意味結果ではあるが、もっとこう人から求められた実績、お金を稼いだ実績があればなおいい。

人間関係に関しても、主体的に、自分から関係を構築していくことが重要だ。

周りの人から声をかけられて、仲良くなるのはだめ。自分が魅力的だと感じる人に積極的にアプローチして”主体的”に関係を作るべきだ。そうすることで、魅力的な人脈ができる。その人脈は自分を助けることに繋がる。

「あまりこの人とは関わりたくないな」と感じた場合は、あえて関係をやめることも大切だ。定期的に人間関係を見直すことも効果があると思う。人間関係においても、執着しないことは大切だ。

自分の魅力を上げるために、本を読む、学びに投資することは非常に大切だ。間違いなく魅力的な人たちはなんらかの学びに投資していることが多い。そのような人たちと関わっていくためには、自分自身も学びに投資し、知識のアップデートをしていかなければならない。本はもっとも手軽にできる学びへの投資だ。本一冊あれば、時間も場所も選ばないので、積極的に読書をした方がいい。