今は情報過多の時代である。CMでは、綺麗な女優がこれを使えば人生が変わるといった内容のものを紹介し、YOUTUBEなどのSNSでは、粗悪なものから本当に良いものまでYOUTUBERが紹介料金欲しさに売り込みをかけている。
テレビやYOUTUBEを何気なく見ていると、本当は必要ではないのに、この商品があれば人生が変わる、あの人に認められると思いついつい欲しくなってしまう。しかし、よくよく考えてほしい。本当にその商品は自分にとって必要なのかと。買いたいと思わされているのか。それとも本当に自分はその商品を必要としているのかを判断しないといけない。
冒頭でも述べたが、メディアはあの手この手で僕たちを翻弄してくる。そのある種の洗脳に惑わされてはいけない。お金が人生の全てではない。しかし、この資本主義の世界で生きている限り、お金から逃げることはできない。お金の使い方がうまければ、人生が生きやすくなるのも事実だ。
具体的な話をしよう。
私は先日、複数の友人と海に行った。そこで、ビールを飲むために、海の家に行った。コップ一杯のビールがなんと700円だった。スーパーで買えば、一缶200円くらいのビールである。そのビール単体の価値は200円くらいなのだろう。しかし、海の雰囲気と、砂浜で休憩するスペースの提供ということで500円の価値を上乗せされている。雰囲気と場所に500円支払うことに価値はあるのか。僕はコップ一杯のビールのみでその海の家を出た。なので、500円をその海の家の雰囲気と場所に支払ったことになる。しかし、仮にその海の家に長居をし、ビールを沢山飲めば、もっと多くのお金を雰囲気と場所のために支払うことになる。実際には何も、ものとして受け取ってはいないのにだ。
私たちは、情報や雰囲気のためだけに実際の価値より多くのお金を支払わされている。豊かに人生を生きるためには、時には、情報や雰囲気にお金を使うことも必要だろう。しかし、何も考えずに、流されるようにお金を使っていくと、気づけばお金がない状態になってしまう。
本当にお金を支払う価値があるのか?見栄のためにお金を使っていないか?工夫次第でなんとかならないか?色々と試行錯誤することが非常に大切だ。
良いお金の使い方として、自己投資があげられる。多くの成功者は本を沢山読むのが有効だと言われる。しかし、本も情報を買う行為だ。中には、内容の薄い本もある。
タイトルに騙されずに、今の自分に本当に必要な情報なのか。有益な内容が書かれているか。実生活で生かせるのか。色々なことをしっかりと考えて、本を購入しなければならない。