ここ数年間、引き寄せの法則に興味を持って色々と調べてきた。
色々とメソッドがあり、メソッドも数種類行ってきた。
効果を感じられたものもあれば、飽きてしまって途中でやめてしまったものもある。本当に長い時間をかけて潜在意識や引き寄せの法則に触れてきた。効果がはっきりと目には見えないものなので、信じる人、信じない人いると思うが、色々と調べ、自分自身が体験してきた結果、やはり引き寄せの法則や潜在意識を活用した願望実現の方法は存在するんではないかと思う。
そして最近、ニューアースという本を繰り返し読んでいる。このニューアースは潜在意識界隈では結構有名な本である。
著者のエックハルトトールさんの実体験からの気づきについて書かれている本で、日本でもかなり多くの支持者がいる。
その本の中で、繰り返し語られているのが、自分が思考していることに気づき、その思考を観察することだ。思考=エゴであり、人生がうまくいかない原因はエゴにある。失敗した時、うまく物事がいかなかった時、不安な時、常に頭の中で、エゴの声が立ち上がってくる。
「あいつのせいでうまくいかなかった。」「なんで俺ばかりこんな目に遭うんだ。うんざりだ」「もしかしたら悪いことが起きるかもしれない」
などなど、こんなネガティブな言葉が頭の中を支配してしまう。その結果、人は無意識状態になり、何をしていても、この頭の中の声に支配された人生を送ることになってしまう。
人はこの頭の中の声を自分の声だと認識している。私自身も、ニューアースを読む前は、頭の中のこのネガティブな声は自分自身だと思っていた。
しかし、ニューアースによると、この頭の中の声は自分の声ではなく、エゴの声だということだ。なので、マイナスな物事が起き、エゴの声に頭の中が支配されている時は、ひたすらそれを観察することが大切である。観察するという行為は、自分の頭の中がエゴに支配されているという第三者の視点で、エゴの声を捉えることができる。この観察する第三者の視点がものすごく重要で、この第三者の視点こそが、自分本来の視点であり、自分そのものなのだ。
エゴの声に耳を澄ます限り、エゴと同一化してしまい、自分本来の視点に戻れない。現代の人々は、ほとんどがこのエゴと同一化してしまったまま生活をしてしまっている。エゴは分離を生み出す。つまり、トラブルを引き起こす。なので、エゴに囚われている限り、人生の苦しみから抜け出すことはできない。
ブッダの気づきにもあったように、この世界は全てがつながりあっている。つながりあった世界は本来は平和なのだ。しかし、このエゴのせいで、分離を感じてしまうことで、孤独感や不足の感情などのネガティブな感情が生まれてしまう。
エゴとの同一化からの解消が、人生をよりよく生きるためのポイントなのだが、人生をよりよくしたい、エゴを克服したいという思考は、エゴからの声である。なので、ただ、思考していること、エゴの声に気づくこと、これだけが、エゴを克服するための手段であり、この気づきをただ継続していくことだけが、エゴからの克服につながるんだと思う。
最近はネドじゅんさんや、他にも思考が止まったと言っている人が続出している。youtubeで体験談が載っているが、そのような人たちはただ生きているだけで、かなりの幸福感を味わうことができている。私も早くその域に行きたい。ただ、この早くその域に行きたいというのはエゴの声である。できることはただ、自分の思考を観察すること。それだけだ。
自分の人生がどうなっていくのか。またここに記していきたい。