最近まで、とある資格をとるためにカフェや自宅にこもって勉強していた。

長い時間勉強していると、以下のような気分になりがちだ。

・たくさん勉強したし、息抜きでyoutubeでもみるか

・まあ今日はたくさん勉強したし、帰ってもいいか

ここでいう”たくさん”というワードは人の感覚によって違う。30分の人もいれば、10時間の人もいる。

何か一つの物事を上達させたいと思うなら、1日30分の作業では明らかに足りない。少なくとも、その物事に対して1万時間を費やす必要がある。これは1万時間の法則と言われている。

それだけ、何かを上達させるためには、質も大切だが、圧倒的な量と時間が大切だ。

自分の作業時間を数値化する

何よりも大切なことは数値化して、自分がどれくらいの作業ができたのかを視覚化することだ。

そこで使って欲しいのがタイマーである。

自分が作業する時間を一回一回計測して記録する。それを習慣にしてほしい。

自分がどれくらい作業をしてきたか数値化して、記録すればそれが自信となる。そして、毎日カレンダーに記録していけば、記録を途絶えさせたくないという気持ちが働く。そうすれば、自然と勉強などの作業をすることが習慣となっていく。

僕は以前までは、なんとなく机に向かって、なんとなく勉強を始めて、なんとなく「ま、いっか」という感じで作業を終えていた。

タイマーを導入してからは、自分が作業した時間がどれくらいかが視覚的にわかる。結果、感覚的には、かなりの時間勉強した感じがあるが、実際は1時間くらいしか勉強していないことが目に見えてわかる。

結果、もっと勉強しないといけないというモチベーションにつながる。最初に、「今日は3時間勉強する」というふうにあらかじめ作業時間を設定し、自分に縛りを設けるのも効果的だと思う。

自分に縛りを作っておくことで、「疲れたし、5分だけyoutubeを見よう」などの無駄な時間を過ごすことがなくなる。

1日の中で最低3時間は勉強する、いや、しなければいけないことになり、強制的に時間を確保できる。これは家でなんとなく過ごしてダラダラしてしまう人にかなりオススメだ。

全ての時間を計測すると見えてくるもの

この時間を計測するという習慣は、何も作業だけでなく、家事や雑用などにも応用できる。

時間を計測して、「30分以内にリビングの雑巾掛けを終わらせる」「15分以内に風呂掃除を終わらせる」などのタイムアタックをすることができる。

また、例えばカレーを作るためにかかる時間を計測する。そして例えばカレーが完成するまでにかかった時間が1時間だとする。「なぜ1時間もかかったのか?」「もっと時間を削れるところはないか?」などと試行錯誤することができる。

お湯を沸かす時間を短縮するために、ティファールなどの瞬間湯沸かし器を使う。スーパーで肉を買うときに、あらかじめカットされた状態の肉を買う。などの対策を考えることができ、次にカレーを作るときは、もっと効率的に時間を使えるようになる。

日常のあらゆるところで時間を計測するクセをつければ、「え?なんでこんな時間をこんなところにかけてるんだ?」「もっと効率的にできないかな?」と試行錯誤するようになり、結果、人生がより良いものになっていく。

タイムイズマネーと言われるように、人生で過ごせる時間は限られている。

だからこそ、なんとなく生活するのではダメだ。自分の命である時間をどう効率的に使うかを常に考え、試行錯誤するために、あらゆる場面でタイマーを活用し、自分の時間の使い方を見直すクセをつけてほしい。